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ある日飲み会にて 【MOTTAINAI ①】
大学に入りたてのころであった。

私は友人Kに連れられて、彼女の高校時代の同級生の男性(Mくん)主催の飲み会に参加した。

お相手は全員、そのMくんと同じ大学の人達である。

Mくんの通う大学は芸大であった。

今はどうだか知らないが、私が大学生だったころは、芸大の男子学生というのは非常に評判が悪かった。
どう評判が悪かったかというと、「チャラチャラしている」「手が早い」「遊び人である」・・・といったような内容だった。

私は大阪の会場に向かう電車の中で、友人Kに聞いてみた。

「相手の男の人って、どんな人?派手?」
「え、幹事の子は普通やで。どっちかっていうと大人しいなぁ。性格もやさしいし、顔もそんなに悪くないけど、私のタイプじゃないから、うめやん狙ってみたら?」

さて実際にお相手と会ってみると・・・。

いいじゃな~い!
Mくん、好みかも~!

彼は見た目はちょっと女の子っぽい感じのする人だけど、私はそのころ、サラサラのストレートヘアでセンター分けの男性が非常に好みのタイプだったので(今考えると何でなんだかナゾだが)、Mくんはストライクゾーンに入った。
他の男性も悪くはなかったが、私は幹事の男性にぐっと惹かれたのだった。

思えば「幹事」に惹かれる割合が多い私である。
(人の世話をしていたり仕切っている姿にホレるからだろうか。)

しかし、Mくんにぐっと惹かれたのは私だけではなかった。
女性側の幹事、つまり先ほど電車で「彼は私のタイプじゃない」と言い切った友人Kも、彼を見てぐっと心が傾いたようだった。
友人Kいわく、前に同窓会で会ったときは、ダサい格好をしていたが、それから数ヶ月が経過し、芸大でオシャレな人に影響されたからか、服装等が非常にオシャレさんな人になっており、見違えた・・・とのこと。

えぇ~?人に狙っとけとか言っといて、今更そりゃないよ!・・・と思った私は、ガンガン行くことにした。
こういうのに遠慮は無用というものだ。
もしも、Mくんが私よりも友人Kと話したいような素振りであれば、私も大人しく端っこの席に退散し、彼女の応援に回るのだが、これまたMくんが私に興味を持ってくれているようで、私の隣に座ってきて、いろいろ話しかけてくるので、ここで引くのも変な話だというのもあり。。。
友達に気を遣って、ここで彼をあっさりあきらめた場合、後で後悔するのは自分なのだ。

その日の飲み会は、かなり楽しく盛り上がった。どうも芸大の男はノリがよいようだ。
その後、カラオケに行くことになった。
・・・コレは終電に間に合わないコースである。
「大阪 + 飲み会 + カラオケ = 終電に間に合わない」
というわけで、私は自宅に電話を掛け、友人宅へ泊まらせてもらうとウソをついた。

一緒に飲み会に参加していた女性の1人は、「私は帰るわぁ。」と電車に乗って帰って行った。
本当は私も明日はバイトも入っているし、帰りたい気持ちがヤマヤマなのである。
しかし今帰るのは得策ではない。
なんせ、友人Kが虎視眈々とMくんを狙っているのだ。

カラオケも盛り上がった。
盛り上がったが、朝までの長時間コースとなると、さすがにだんだん中だるみしてくる。
眠い目をこすり、周りを見渡すと、女の子が1人居ない。
ついでに男の子も1人消えている。
「あれ、あの二人は?」
「あー、外で話してたよ」
ふーん、と思いつつトイレに立ち、戻ってくると今度は友人Kが居ない。
そして、男の子の中で一番チャラチャラした見た目のS男くんも居ない。

気持ちよく歌っている男の子に友人Kがどこに行ったか聞くと、
「さっきS男と連れ立って出て行ったけど、またすぐ帰ってくるでしょ!」
だと。

Mくんは横になって眠っている。

部屋には、歌っている男性1人と、ソファで眠るMくん、そして私・・・の3人になってしまった。

歌っている男性(Oくん)の曲が終わると、他には誰も曲を予約していなかったのでBGMが流れ、部屋を沈黙が満たした。

ヤベェなぁ・・・。

私は不穏な空気を感じていた。

消えて行った男女二組。
そして、部屋には眠っている男と、一組の男女・・・。

沈黙に耐えかねて、私は言った。
「みんなどっか行っちゃったねぇ。(汗)」
「うん。・・・俺らもどっか行っちゃう??」
「いや~、Mくん寝ちゃってるし、残してどこかに行くのも悪いし・・・。」
「だ~いじょうぶやって!」
「でも、どこも行くとこないし。私はここに居るから、みんなと遊びたかったら、行ってもいいよ?」
「・・・、じゃオレもここに居るわ。」
「・・・・・。」
「あ~、眠いなぁ。」

ゴロンと横になって私の膝に頭を置いてくるOくん。

(怒)勝手になつくな!!

「ちょっと頭どけてよ」
「イヤ?」
「・・・。うん、イヤ。」
「いいやん、ちょっとだけ膝貸してよ。寝にくいし。」
「(怒)私も眠たいんだから!」(←ウソ)
「じゃ、一緒に寝る?」
起き上がってぐぐっと近寄ってくるOくん。

このままでは押し倒される(--;

ウブな私はMくんにすがる様な目線を送った。
彼は目を瞑ってソファに寝転んでいたのだが、私が目線を送った瞬間、フイっと顔を背けた。

あ、コイツ起きてやがる・・・!!

私は瞬間的にそう思った。
女のカンと洞察力を侮ってもらっては困る。
Mくんは起きているにも関わらず、ややこしい事態に巻き込まれるのがイヤだから、寝たふりをしているのだ。

この・・・薄情者ー!!!

だいたい他の皆はどこにいったんだ!!
・・・ていうか、このままでは私の身が危険だ!!

ちょっとした押し問答()の末、私はその場を逃げ出した。
本気で泣き出しそうであった。
狭いビルの階段を下り、外へ出ると、東の空が白々と明け始めていた。



②へつづく





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テーマ:ある日飲み会にて - ジャンル:恋愛

【2007/10/27 00:03 】
ある日飲み会にて | コメント(5) | トラックバック(0)
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コメント
そんな合コンに出会ったこと無いです...
やっぱりガンガン行かないと駄目なんだねえ...
ってかKさんはS君とどっか行っちゃったわけね(笑)。
しかしM君、良い味出してますねえ...
ってか物凄い気まずい空間ですね...
どんなふうに続くか楽しみにしちゃっても良いんですかね(汗)?

そう言えば、前記事の最初の絵は「心の琴線」って言うんですね。
【2007/10/27 00:46】
| URL | ミュジニー #-[ 編集] |
O君が うめちゃんを狙ってるのしってて
M君は 身をひいたのかも・・・・?w

オラ 合コン1回しかいったことないから
よくわかんないけどw

11時には 終電きにしだす 不審者になるのは このオラです。
【2007/10/27 11:09】
| URL | ヨヨ子 #-[ 編集] |
M君はO君の気持ちを知って身をひいたのかも??でもM君もうめやんさんになかなかいい感じを持っていたはずなんですよね!それにうめやんさんの『たすけて!』の視線に気付きながら無視!!ちょっとがっかりですねぇ~(;^_^A
【2007/10/27 15:45】
| URL | 野いちご #-[ 編集] |
そんなまずい状況なのに M君は寝たフリしてたの?
せっかく さっきまで 好みの人だったのに一瞬にして覚めたりしなかった?
みなさんがおっしゃるとおり O君がうめやんさんに好意があること知ってて気がつかないふりしたのかもしんないけど せめて寝たふりじゃなく 起きたふりしてうめやんさんの身の危険を封じてほしかったよね!
…にしても O君…ずうずうしいっていうか~うめやんさんがいやがってるのにーー;
結局…みんなはもどってきたのかな?
その後の展開もきになる><
【2007/10/27 22:54】
| URL | きーまん #-[ 編集] |
***************************
ミュジニーさん

何か若い頃の飲み会と、今現在の飲み会って全然ノリが違う気がしますよね。
若い頃はなんであんなにもガンガンいけたのか。(勇気と元気と自信があったのだな)
続き、お楽しみに♪
マグリットの絵、そうなんですよ。1枚目は「心の琴線」です。結構、タイトルの付け方も好きです(^^)

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ヨヨ子さん

やっぱOくんに気を遣っていたのか。しかし、そうとはいえ、がっかりしたのも確かなのです(--;
ほんっと遠方で飲んだりすると、終電が気になって気になって、楽しめないっつー話です。

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野いちごさん

ほんとガッカリっすよ。
ああいう時にきちんと女の子を助けられない男性なら、もういいです!・・・って思いましたが。
続きはまた、ちょっと意外な展開です。
Mくんそっちのけ。

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きーまんさん

Oくんは飢えた感じでしたねぇ(笑)
今は笑い話で済むけど、当時は10代のか弱い女の子でしたから、非常に怖かったのを覚えてます。
怖かった分、Mくんには「助けてくれてもいいのに!」って、ちょっと恨みがましい気持ちを持ちましたねぇ。
乞うご期待!
【2007/10/27 23:43】
| URL | うめやん #r.Ra6CSg[ 編集] |
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